【質問】
【質問&回答】
- 1. 家から出る下水にはどんなものがあるの?
- みなさんの家から流れてきているものには「台所の水」、「お風呂の水」、「洗濯の水」、「トイレの水」などがあります。
- 2. 家から出る下水で流してはいけないものは?
- 家庭の排水で1番困るものは「薬品と油」です。「薬品」は下水をきれいにするために働く見えない小さな生き物(微生物)を弱らせてしまいます。「油」は、下水管にこびりついて、詰まらせてしまうからです。
- 3. 1日でどのくらい下水がでるの?また、流れてきた下水はどうしているの?
- 下水が一日約45,000立方メートル流れてきます。(学校の25mプール約92杯分)その下水はきれいにして九頭竜川に流しています。
- 4. 下水をどれくらいきれいにして、時間はどれくらいかかるの?
- 浄化センターでは「約12時間」(1日の約半分)の時間をかけて、魚が住めるくらいまできれいにしています。
- 5. 下水をきれいにするのにいくらかかるの?
- みなさんの家庭のお風呂1杯分(約300リットル)をきれいにするのに約30〜35円かかる計算になります。
- 6. どんな微生物が水をきれいにしているの?また、どれくらいの種類がいるの?
- みなさんが、理科の授業などで習う、ワムシ、ツリガネムシなどがいます。種類ですが、私たちが確認できる数で数百種類です。
- 7. 汚れを食べたあとの微生物は、そのあとどうなるの?
- 最終沈殿池で、沈めた微生物のかたまりは、反応タンクに戻して使ったり、引き抜いて水分を絞り、リサイクル材料としてコンクリートの材料や畑の肥料として使っています。
- 8. 反応タンクの中に、微生物はどのくらいいるの?
- 1ml中には、細菌がおよそ数千万から数億匹、原生動物と小さな後生動物は、合わせて5,000〜2万匹ぐらいがいます。下水を1Lきれいにするには、活性汚泥(微生物のたくさん入った液)が牛乳ビン2本くらい必要です。
- 9. 微生物はどこから来たの?
- 微生物は、川や水路、土の中など、いろいろなところに住んでいる生き物です。浄化センターに入って来た下水を処理する過程で、下水中の汚れ(有機物)をエサとして微生物が増え、活性汚泥が出来上がります。
- 10. 下水管を全部あわせると何メートルあるの?
- 九頭竜川流域下水道の下水道管は約70kmです。市が管理している下水道管をあわせると約1,140kmになります。これは浄化センターから北海道までの距離と同じです。
- 11. 処理場にはどんな機械があるの?
- 反応タンクに空気を送る送風機、ポンプ場から浄化センターまで下水を送る汚水ポンプ、停電のときに電気をつくる自家発電設備等があります。浄化センターでは、約60種類700個の機械があります。
